台湾で日本の医薬品を生産すること
日本の製薬会社が台湾で医薬品を生産することについて
- 台湾は日本と近いので、医薬関連の提携はずっと前から行ってきました。武田、アステラス、参天、エーザイ、第一など、日本の大手製薬メーカーがほとんど台湾に正規代理店、または子会社、ないし生産工場を持っております。直接日本の医薬品を輸入するだけではなく、台湾で工場を作ったり台湾の医薬品メーカーに委託したり、台湾で日本の医薬品を生産することもあります。
- たとえば、日本の塩野義(シオノギ) 社は台湾に子会社があります(台湾塩野義)。台湾で流通しているフルイトラン(Fluitran)などの商品は、日本から原料を輸入し、台湾の北部にある「六堵工業区」で打錠、包装をしたあと、台湾の各医療機関に出荷します(錠剤と包装は台湾専用仕様になっています)。
- 日日本メーカーが台湾で生産しているものは、商品名、規格が同じなら、成分などは日本の病院で処方されるものと同一ということになります。(*)。
- 台湾に工場がある日本製薬メーカー(一部)
自分の工場で自社製品を生産する
塩野義製薬=>台湾塩野義製薬(1963年設立)
田辺製薬=>台湾田辺製薬(1962年設立)
武田製薬=>台湾武田製薬(1962年設立) - 台湾で委託生産をする日本製薬メーカー(一部)
台湾の医薬品メーカーに医薬品の生産を委託する
エーザイ=>衛采製薬
アステラス=>台湾安斯泰來
第一三共=>台湾第一三共
- 台湾に正規代理店がある日本製薬メーカー(一部)
日本から医薬品を直輸入する
参天製薬=>大明産業
杏林製薬=>東一貿易
沢井製薬=>興采
*薬物は毒物でもあるため、実際に服用するときには、成分、内容量、規格を確認した上で、医師や薬剤師の指導の下で服用してください。もし少しでもご不明な点がある場合には、購入/服用前に必ずかかりつけの医師にご相談下さい。